recollection’s blog

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ナイロビの蜂/製薬会社の悪事を追いかける中で、本当の妻と出会う話

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社会派ドラマ、腐敗した巨大組織に立ち向かう、浦沢直樹の漫画のようなそういう話としても面白いんだけれども、男と女の純愛の話としてもとてもよくできている。
仕事一辺倒で妻の事をかえりみなかった男が、妻が行っていた“計画”の正体を探るために、アフリカ中を飛び回っているうちに、本当の妻の姿、そして自分がどのようにして妻を愛していたかを知る話。


もう、手に入らない、永遠に失われてしまった恋人の即席をたどり、本当の彼女を知る。でもその時はもう、彼女はどこにもいない、という事実。こういう物語の類型は結構あるけれども、こういう物語をなんて名前を付けたらいいんだろう。こういう、“永遠に失わてしまったものにもう一度めぐり合う”話は、とても好きです。


最後、主人公は、その“悪の組織”に殺されてしまうのだけれども、最後の最後の終点で、彼女に、彼女の心に再開する。これはハッピーエンドなのだろうか。僕はハッピーエンドだと思う。