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recollection’s blog

書籍、漫画、アニメ、評論、映画、その他コンテンツの感想、評論、あらすじ、要点纏めを書いていきます。ネタバレもあるので注意

狂気と犯罪/タイトルが悪いので損してる。戦前からの精神障害者の扱いについての本。いかに監禁して狂気を隠してきたか

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現代社会からは、「死」が隠されている。とはよく言われる言葉ですけれども、同じように「狂気」も隠されている。この本は、その隠された狂気が一体、どのようにして隠され続けてきたのかということを、資料とともに描いた良著だと思う。(狂気とともに、「貧困」も巧妙に隠されていてそれも見え隠れするのだがそれはまた別の物語)

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狂気は、ただ単に狂気として認識されていたものが、近代社会になるに従って治安事情の理由や、見苦しいという理由からどんどん隅に追いやられ、また、「犯罪を犯すやつは病気」→「病気のやつは犯罪を犯す」という間違った理論から、どんどん隔離されていったという歴史の流れを描いていってる。また、どんな風にして私立の精神病院が増えていったのかも。今ではだいぶん改善されたと聞いているが昔の状態は本当にひどかったらしい。警察が、不起訴にして精神病院にぶっこむってことも多々あったという。

なんだかなあ。すこしくらい頭が悪くても生きていける世の中がいいと思うんだが。キチガイがあるいてたらあるいてるだけで「不審者情報」に載るような世の中はなんか間違ってると思うよ。