recollection’s blog

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仄暗い水の底から/最後の水がドリフ。

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仄暗い水の底から [DVD]

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マーム貯水槽1か月死体事件があったので借りてきた。

昔、飛び飛びにテレビで見てあんまり怖くなかったなあって覚えがあったんだけど、やっぱり怖くなかった。むしろ、ラストの、エレベーターから水がドバー!!は、まるでドリフのコントで、「タンラッタッタ〜」のBGMをアテレコしたい気分だった。

むしろ、明らかに分裂症の症状を呈している母親役の黒木瞳が怖かった。

水や、古いマンションは怖いんだけど、あんまり怖くない。たぶん、全体がまんべんなく不穏な感じだからだと思う。

スゲーきれいな場所に不快なものがあると不快さが際立つみたいに、ギャップを出した方がよかった。

水に沈んだ女の子が妖怪化しすぎて怖くなかった。妖怪のレベルとしてはそんなに怖い妖怪じゃないよなあ。

たぶん、これが、人間だったら、もう少し怖かったんだと思う。水子霊と似たような怖さ。女の子が母親に捨てられて、そのことを自覚していて、でも、だれでもいいから母親を求めていて、それで、子供を殺したり、さらったりするなら、たぶん、ひとにとってもっと怖いものになるんじゃないかと思う。

人間は、対人間および人間霊の、悪意や憎しみや暴力が自分に向けられると恐怖を覚える。それが、人間以外の怪物だと、物理的な恐怖だけれども、死を超える恐怖は感じない。

死、以上の恐怖は、人間や、それに属するものの、感情だと思った。