recollection’s blog

書籍、漫画、アニメ、評論、映画、その他コンテンツの感想、評論、あらすじ、要点纏めを書いていきます。ネタバレもあるので注意

荒木飛呂彦の漫画術


漫画術としてはあんまり参考にならない。
ただ、荒木飛呂彦の世界観の一端が見れる。
あと、ジャンプ漫画でどうやってサバイブするかの方法とか、自分だけの武器をどうやって磨くかとか。そういう大事なことが書かれている。
岸部露伴はやっぱりお気に入りらしい。
昔の映画とか、そういうものからひっぱってきている。

男子高校生の日常4/どちらかというと不条理ギャグ漫画、女の子がかわいい

  1. よくある日常の些細なことを~というのではなく、どちらかというと不条理系の漫画。
  2. 個人のキャラたてもしているのだけれども、どちらかというと、シチュエーションコメディーに近い。
  3. コント系?
  4. キャラクターを押し出す系の漫画が多い中、ギャグだけで乗り切るこの雰囲気は好き
  5. 女子のキャラが萌える
  6. 恋愛要素が、性欲レベルで存在するけれども、それが物語に入ってこないのがいい。萌とかリリカルとかに突入しないのもいい
  7. こういう感じが求められているのかどうかわからない
  8. 今時代に求められている高校生ギャグ漫画というのが、種類とバリエーションが多すぎていまいちつかめてないでいる。

勇者王ガオガイガー/手続きを踏むことによって発生するかっこよさ


勇者王ガオガイガーの面白さ、嬉しさ、楽しさのほとんどって手続きを踏む部分にあると思う。
命の毎回安全カバーを割るプログラムドライブや、ゴルディオンハンマーの手続きなど。


そういう、発動までの溜め、みたいなものが、ガオガイガーの興奮や楽しさの源になっている気がする。


お約束と、そのお約束に従ってお話を勧めるのって難しいけれどもハマった時はものすごい快感になる。


あと、ガオガイガー、今の基準でみても、絵がきれいというのはあるんだけれども、それよりもカット割りがものすごくきれい。シーンシーンでカットの切り方やパースのつけ方、カメラの動かし方や、どのタイミングで次のカットに切り替わるかのタイミングなどが、ものすごい。当時のアニメってみんなこういう出来だったんだろうか。ここらへんの技術は、今のアニメよりも昔のアニメの方がすごい。現代には失われてしまった技術だと思う。


ここらへんのすごさと言うのは、どこから来てるんだろ。どうして今はできないんだろうなあ。

幕が上がる/部活もの。甲子園を目指す野球漫画タイプの競技部活もの



学校の部活もの。演劇という競技についての、物語。
演劇についての話というよりは、野球やバスケット、競技かるたのように、技術があり、練習があり、勝利のために必要な条件があり、それを達成するために、目的をもって努力をする、というお話になっている。
演劇や、それに伴う面白さや、個人個人の内面的な、入れ違いすれ違いよりも、塊としての人間模様が中心になっている。


甲子園を目指す野球ドラマが演劇にすり替わったものだって考えた方がいいかもしれない。


青春群像劇として面白かったけれども、自分の求めてるおもしろさではなかった。青春、高校生を舞台にした物語で自分が好きなのは、リリィシュシュのすべてとか、そういう感じの、人生で失敗して挫折して、道に迷ってわた渡したりする、その中で、友情によって立ち直ってもよいし、そのままダメになってもいい。そういう感じの物語が好き。


ただ、この映画、いいところもたくさんあって、演劇の描写もリアルだし、演劇を教えてくれる先生の設定、描写がとても良い。先生がこの物語の“人間ドラマ”部分を牽引している。
東京という場所が憧れの場所として描かれているのもいい。
実際の東京は、日本で一番おおきな都市、という以上の意味はないのだけれども、田舎でくすぶってる人間にとっては、あそこに行けば何とかなるのではないかと思えるガンダーラだし、そして夜景の描写やそこらへんの表現で、“ここはすごい場所なんだ”と思わせてくれるのもいい。



とりあえず、いい映画だった。


あとももクロの初主演みたいに言っている人がいるけれども、初めての映画はシロメなので。黒歴史だし、観ると辛い気持ちになる映画だけど。


シロメ [DVD]

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ナイロビの蜂/製薬会社の悪事を追いかける中で、本当の妻と出会う話


社会派ドラマ、腐敗した巨大組織に立ち向かう、浦沢直樹の漫画のようなそういう話としても面白いんだけれども、男と女の純愛の話としてもとてもよくできている。
仕事一辺倒で妻の事をかえりみなかった男が、妻が行っていた“計画”の正体を探るために、アフリカ中を飛び回っているうちに、本当の妻の姿、そして自分がどのようにして妻を愛していたかを知る話。


もう、手に入らない、永遠に失われてしまった恋人の即席をたどり、本当の彼女を知る。でもその時はもう、彼女はどこにもいない、という事実。こういう物語の類型は結構あるけれども、こういう物語をなんて名前を付けたらいいんだろう。こういう、“永遠に失わてしまったものにもう一度めぐり合う”話は、とても好きです。


最後、主人公は、その“悪の組織”に殺されてしまうのだけれども、最後の最後の終点で、彼女に、彼女の心に再開する。これはハッピーエンドなのだろうか。僕はハッピーエンドだと思う。

シュタイズゲート/鳳凰院凶真がかっこいい、ループもののだけど、ループよりは細かいガジェットがみもの


細かいガジェット、用語、キャラクターが見もの。
タイムリープを繰り返しながら正解を探すというタイムリープもの。個人的な感覚では、セガサターンのゲームの“街”に近い感じがする。失敗を繰り返しながら、正解のルートを探していく。


とりあえず、キャラクターが全員魅力的なんで、もう、それだけで話の続きが気になる。面白いと感じさせてくれる。やっぱり物語はキャラクターをどういう風にして読者に好きになってもらうか、というのがポイントだともう。鳳凰院凶真のキャラクターは本当によくできている。


話の各所に出てくる、にちゃんねるの言葉とか、そういうインターネットのジャーゴンがあふれているのもそこはかとなくうれしい。